ひとりごと。

もういいや
自暴自棄になって、
逝っちゃおうとした事がある。
白くなっていく目の前
遠くなっていく音たち
逝っちゃうのなんてこんなに簡単なんだ。
ま、いいか。
そう思ったとき、声が聞こえた。
 
「生きろ。」
 
だから私は、戻ってきた。
声の主は、彼だろう。
それで私は、まだ、逝っていない。
 
紙一重の、死と生。