地震被災地雪かきツアーto小千谷。

昨日の夜名古屋を発った私たちは、朝6時過ぎに小千谷に着いた。
今日の活動は雪かき班と炊き出し班があったが、
私は炊き出し班を選んだ。
私の班はまず仮設住宅を回り、炊き出しをすることを伝え、
また何か私たちに何か出来ることがないかを聞いてくることが仕事だった。
 

仮設住宅の様子
 
私たちが外から声をかけ、チラシを配ったのだが、
どの家でも私たちを邪険扱いすることはなく、温かく受け取ってくださった。
リーダーの久世君曰く、
それは前に来ていたボランティアの人々の優しさの積み重ねが、
被災者の方たちにそのような対応をさせるのだ。
と言っていたが、なるほどと納得させられた。
 
その後私たちは集会所に戻り、豚汁の炊き出しを始めた。
しかし、その量が半端ではない。
何しろ約400人分。
ひたすらごぼうをささがき、大根やにんじんをいちょう切りにし、サツマイモを短冊切りにし、豚肉を切っていった。
切り終わったら調理に。
予定では12時半には出来上がっているはずだったのだが、
量に手間取ってしまったため大根は生煮え。(苦笑)
それでも鍋を持ってきて、夕飯用に持ち帰ってくださる被災者の方たちもたくさんいて、私たちは感激していた。
 
結局私たちは、約370人の被災者の皆さんに豚汁を配り終えた。
その後、私と他数人の大学生と、被災者のおじいさんおばあさんで温泉ツアーに。
雪の降る中をバスで、近くの温泉へと向かった。
来るのはおばあさんばかりで、私を含めた男は大学生4人におじいさん2人。
温泉は黄色い硫黄泉で、さらに温度はあまり高くなかったため、
私たちはゆっくり湯に浸ることが出来た。
そのお湯は私に合っていたようで、皮膚炎がその後、少し軽くなった。
 
温泉でゆっくりした後はまた地域の集会所に戻り、子供たちや大人の被災者の方たちと交流。
私は(やはり)子供たちとすぐに打ち解けてしまい、オセロや羽子板などで遊んでいた。
 
6時でその日の活動は終わり、私たちは宿泊場所のユースホステルに向かった。
夕食後にボランティアのミーティングがあったのだが、
一人一人60数名のボランティアが感想を述べた後、
副リーダーの奥村さんが感想を言おうとしたのだが、
途中からは涙涙でもうどうしようもなくなっていた。
というのは、後で久世君に聞いたのだが、
奥村さんはこのプロジェクトをわずか5日前に丸投げされてしまい、
必死に現地や業者との連絡をつけ、プロジェクトを進めていたのだそうだ。
その時奥村さんは、その緊張の糸が切れてしまったのだろう。
  
それから私は大富豪をやったりしたが、12時前には寝てしまった。
 
 
地震の被害は、終わっていない。
まだ、現在進行形なのだ。